
チェリー誕生から5年。編集部平均年齢26歳で始めたこのサイトも、気づけばアラサーたちが運営するものに……。
「童貞をひきずっている」というコンセプトで始め、その志は変わらないし、相変わらずひきずり続けてはいるものの、編集長の霜田に至っては34歳。このままアラフォーを迎えてはマズいのでは。「オトナ童貞」が「大人」になるための儀式、それはもしかして今まで考えることすら避け続けてきた「結婚」なのでは……!?
そう考えた霜田と創設メンバーの小峰は、チェリー編集部内唯一の女性であり既婚者、2人の子供の母でもある菱山に教えを請うことにした。
結婚とは何なのか、そもそも結婚すれば大人になれるのか、っていうかでも誰でもいいから結婚したいわけでもないのよーどうすればいいのー!! いや、そもそも結婚の前にセックスはどうすれば? 女性も性欲ってあるの? などなど……、浅い悩みから深い悩みまで、多くの恋愛経験を経て今やオトナ童貞性も持ち合わせた菱山に、そもそも論からレクチャーを受け、男と女の真相に迫るチェリー版・セックスエデュケーションが、いま始まる!
この記事は恋愛事情と永遠のオトナ童貞のための文化系マガジン・チェリーとのコラボ企画です。
目次
結婚適齢期な自分 VS 結婚願望がわかない自分

正直あまり結婚願望とかは無かったんですけど、改めて振り返ってみるとたしかに適齢期ではあって。
『結婚願望が無い』なんて言っているのはもはやおかしいのか!? という気持ちにもなっていて。やっぱり恋愛をする上で、結婚はマストで意識した方がいいんですかね?



年齢差を気にしなければ社会人1年目の22歳くらいの方も恋愛対象として見てくれたりして。
この年になって、『あれ、ちょっと恋愛ラクじゃない?』ってフェーズに入ってきて。
この状況を結婚で捨てるのも勿体ない気持ちもあるよね。

やっと来たモテ期を捨てていいのか問題

実際僕の周りの同世代の独身男性って、めっちゃ暇で。
仕事も自分のペースでこなせるようになってくるから、LINEも即レスだし、アイドルのライブ配信だけが生き甲斐みたいな。
ちょっと寂しさを感じる人もいて。自分もいつこうなるかわからないという焦りは確実にある。




でもお二人とも結婚を重く考え過ぎですよ。
私24歳で結婚して、いま5年目を迎えて感じるのは、結婚しても意外とフットワークは軽い、ということ。
嫌になったら夫と明日別居することだってできる。ダメで元々でいいんですよ。
もし相性が良くなかったら離婚すればいいし、相性が良ければ結婚生活を続ければいいし。


そのために相手のことを信じなきゃいけないし、自分のことをさらけ出さなきゃいけない。お互いの極地を見ることになります。
そこまでさらけ出した上でも異性と遊ぶ我慢に負けるならそこまでです。私の場合、やっぱり将来を見据えることで、夫がいると死なない理由になるし、子供がいると生きる理由になるんですよ。


結婚しているなら妻に恋愛し続けられるし、離婚しても一度女性と結婚生活を送っていたという経験は恋愛において有利だと思うんですよね。
1人でアイドルの配信を見て寂しさを感じているよりかは、有意義な時間だと思います。
離婚しても恋愛市場に返り咲けるじゃないですか。


例えば40歳で結婚経験がなくて恋愛にギラギラしてますだと、女性としてはちょっと警戒しちゃうんですよ。
収入はあったとしてもそれを凌駕する強いクセがあるんじゃないかと不安になりますよね。もちろん恋愛や結婚に興味が無い方なら別ですけど。
結婚は「プレイ」と思えば長続きする



女性は社会的、身体的に結婚のタイミングが決まってくる

菱山さん自身、何歳までに結婚しなきゃという気持ちってありました?

出産を望まなかったとしても、結婚しただけで勝手に収入が下がることがあって。


だから自分が結婚したいタイミングではなく、仕事のタイミングも気にしなければいけなくて。
さらに出産となれば、産休育休を取らなければいけないので、仕事の進捗状況との兼ね合いや、キャリアルートから外れてもいいのかという悩みもある。
あとは35歳を越えると、母子手帳に『高齢出産』って書かれたりもする。
今は35歳以上の出産なんて当たり前ですが、生物学的にはリスクも高くなっていく。なので男性は、俺は結婚したくない・したいの二元論ではなく、女性側のタイミングも尊重して結婚を考えるべきだとは思います。
オトナ童貞、結婚への第一歩は?




お金問題も絡みながら第三者と一緒に強制的に自分の人生を見つめ直せるので、結婚を考える入り口にぴったりだと思います。


一生恋愛し続けたいなら、一度結婚しよう。
(構成:菱山恵巳子)